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2010.12.08 おくのほそ道
こんにちは。松尾無精です。

松尾芭蕉と河合曽良がたどった、鳴子・中山平の「出羽街道中山越」
それは約10㎞の、3時間ほどで踏破してしまう道でした。
もちろん、整備も進んでいない320年前は、
人が通れるくらいの山や谷を越える道でしたので、
有に半日はかかっていたと思われます。


出羽街道中山越
出羽街道中山越 


今回、初めて尿前の関跡に立ったのは5月下旬、
その後、今の暦でいう7月、
芭蕉と曽良がまさに尿前の関を通った日にも、
小深沢、大深沢を歩いてみました。
梅雨の合間、いい天気に恵まれた一日、
青々とした田んぼや新緑が目に鮮やかな日でした。


尿前の関跡 5月の尿前の関跡
5月の尿前の関跡


とはいえ、「尿前坂」から上り始めるとすぐに汗が吹き出し、
国道を横切って次の「薬師坂」は目の前に階段がそびえているし、
その坂を上りきった東屋ではさっそく休憩でした。


尿前坂 薬師坂
急な上り坂の尿前坂・薬師坂


その後、何回か歩いたわけですが、気付いたのは、
尿前坂・薬師坂の階段は、小深沢・大深沢を歩くための、
ちょうどいいストレッチということでした。

初夏の小深沢・大深沢はとても清涼感に満ちた空間でした。
熊野古道に代表される「パワースポット」のような“気”が満ちています…(笑)
真夏には大きく枝をはった木々の葉が陽ざしをさえぎり、
歩いていると汗はかくものの街中の暑さとはまた違い、
ときおり吹く風がとても心地よく、リフレッシュできたものです。

秋になり、陽ざしが弱まっているのに、
次第に色づき始めた森の中は、その彩りのせいで、
夏よりも明るく感じられたのが不思議でした。


小深沢 夏の大深沢 夏の大深沢
中山平のパワースポット小深沢と大深沢


晩秋になると、森の道も雨にぬれたり、朝ツユに湿っていたりと、
ちょっと物悲しい風景に変わっていました。
やがて中山平に雪が降れば、歴史の道も雪の下で眠ることになります。


一方の軽井沢ルート。
中山宿跡から入る軽井沢ルートの春はとても明るく、
新緑と西原の田植えが終わり青々とした田んぼの畔を流れる水音が心地よく、
のんびりとした里山の風情を楽しませてくれました。


西原地区の田園風景 西原地区の田園風景
のんびりとした里山の風情をみせる西原


小深沢・大深沢よりも標高が少し高くなっている軽井沢周辺は、
沢筋の間隔が長い分、起伏もゆるやかでとても歩きやすく、
落ち葉やところどころコケで覆われる道は、
カーペットの上を歩いているような歩きやすさです。


カーペットの上を歩いているような歩きやすい道の軽井沢 カーペットの上を歩いているような歩きやすい道の軽井沢
カーペットの上を歩いているような歩きやすい道の軽井沢


途中、手摺の付いた板の橋が急斜面にかかっていたり、
山形との県境付近にさしかかる後沢には橋が架けられておらず、
沢をポンポンと飛び跳ねて渡る、野趣にあふれた場所があるなど、
いろいろな表情を見せてくれたルートでした。

「出羽街道中山越」は、東側と西側では全く違う「顔」を見せてくれる、
それぞれの季節で楽しめるルートです。

やはり、季節ごとの表情に違いを発見しながら、
のんびりと約10kmの道のりを楽しんでいただきたいものです。
もちろん、汗をかいた後は、いい「お湯」も楽しんでくださいね。



まとめ 後編へつづく・・・



ぶしょう
松尾無精 記 
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