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2010.10.08 おくのほそ道
こんにちは。松尾無精です。


手摺のある木道 板の橋が架かる後沢の渡り
甘酒地蔵尊を過ぎて、手摺のある木道を過ぎると、板の橋が架かる後沢の渡りへ


「甘酒地蔵尊」を過ぎ、後沢という小さな沢を越えると
軽井沢コースも終盤です。
残り1.5㎞程のなだらかで四季折々に表情豊かな道は、旅人の心を癒してくれます。
軽井沢コースの山形県側の出口は民家のそばに出ます。
関沢という小さな沢に架かった石橋を渡ると、もう国道47号です。


国道47号と『出羽街道中山越』の合流地点 国道47号と『出羽街道中山越』の合流地点
国道47号と『出羽街道中山越』の合流地点


国道を400mほど歩くと、国の重要文化財に指定されている
旧有路家住宅「封人の家(ほうじんのいえ)が目に入ります。

「封人の家」とは、「国境を守る役人の家」という意味で、
仙台藩と国境を接する新庄領・堺田(さかいだ)村の庄屋、
旧有路家の住宅だったところです。

尿前の関を越え、出羽の国へと旅路を急ぎ、
その日のうちに中山越えを果たした芭蕉と曽良。
旧有路家に着いた時はすでに日暮れになっていたといいます。

封人の家には一宿の思いで宿を求めたものの、
あいにくの雨で都合3日間の足留めに。
こうした中で、
   
      蚤虱(のみしらみ) 馬の尿(ばり)する 枕もと

句の説明は、こちらをご参考に→「おくのほそみち文学館」。

実際に馬の足元で寝かせられたわけではないようですので、ちょっと安心。


重要文化財「封人の家」
最上町堺田「封人の家」


さて、封人の家から300mほど離れた所に「分水嶺」があります。
JR陸羽東線 堺田駅前広場にある用水路は、
北から流れてきた水がつきあたりで西と東に分かれているのです。
標高338mという低標高で、水の分かれる様子が見える大分水嶺は、
全国的にも珍しいそうです。


堺田分水嶺 ここから、東は太平洋、西は日本海へと流れていきます。
JR陸羽東線堺田駅の前にある「分水嶺」


夏の猛暑の中、ルート調査の合間に分水嶺を眺める東屋でひと休み…。
峠を越えて渡る風があまりにも気持ちよくて、
ついこの小さな流れに見入ってしまいました。
一つの水流が何かの気まぐれで、
西と東に分かれるその様子を見ているうちに、
ちょっと不思議な感覚になりました。


奥の細道・出羽街道中山越ルートマップはこちら



ぶしょう
松尾無精 記
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