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2010.09.03
おくのほそ道
こんにちは。松尾無精です。
さて、大深沢(おおふかさわ)越えの後半です。
大深沢の橋を渡って東屋まで登ってくると
そこから急な山道に登るコースとの分岐点があります。
芭蕉のたどったルートは,急な山道のコース。
これが右に左にと曲がりくねっていて、けっこう足腰にきます…。

出羽街道中山越の難所・大深沢越
たとえば…この「大深沢越え」も「大深沢遊歩道」の整備がなく
小深沢からそのまま下って橋のない大深沢を越え、またこの道を登るとしたら…
う~ん、確かに難所ですねぇ…
とはいえ、距離にして1.7キロ、約30分ほどなので恐れるに足りず!
とかなんとか思いつつ、一気につづら折れを登りきると
もう国道を行き交う車の音が聞こえてきます。

青面金剛童子碑
大深沢越えの出口には、「青面金剛童子碑」があります。
ここでちょっと解説を。
昔「庚申(こうしん)の日」には人間の体内に棲む「シシ」という虫が
寝ている間に体外に出て天の神にその人の罪を告げ、生命を奪う…
という言い伝えがありました。
それを防ぐため庚申の日には村人が身を清め
一軒の家に集まり夜を過ごしたそうです。
この青面金剛童子碑と「庚申碑」、実は同じもので
軽井沢コースの入り口、「山神社」の鳥居の下にも青面金剛童子碑が
そして陣ヶ森の「甘酒地蔵尊」の近くにも庚申碑が祀られています。

国道に続く側道にある「水子地蔵」
さて、「水子地蔵」を左に見ながら取り付け道路を国道に向けて下ります。
ちなみに右手に山裾を登っていくと中山平の別荘地が続いています。
こちらの話題はまた次の機会に。
ちょっと見過ごしそうな所に道標が…
民家の脇を抜ける「奥の細道」! この坂を下りると国道47号
なるほど芭蕉たちは、今は民家が建つこの小道を下ったようです。
出羽街道中山越えのルートの出入り口にふさわしく
小深沢、大深沢のように整備された階段をちょっと降りると
そこはもう国道47号との合流地点です。
坂の右手には温泉の源泉取り出しのやぐらがあるので
冬ならきっと湯けむりが立ち昇る、星沼地区が見えることでしょう。
奥の細道・出羽街道中山越ルートマップはこちら。

松尾無精 記
さて、大深沢(おおふかさわ)越えの後半です。
大深沢の橋を渡って東屋まで登ってくると
そこから急な山道に登るコースとの分岐点があります。
芭蕉のたどったルートは,急な山道のコース。
これが右に左にと曲がりくねっていて、けっこう足腰にきます…。



出羽街道中山越の難所・大深沢越
たとえば…この「大深沢越え」も「大深沢遊歩道」の整備がなく
小深沢からそのまま下って橋のない大深沢を越え、またこの道を登るとしたら…
う~ん、確かに難所ですねぇ…
とはいえ、距離にして1.7キロ、約30分ほどなので恐れるに足りず!
とかなんとか思いつつ、一気につづら折れを登りきると
もう国道を行き交う車の音が聞こえてきます。

青面金剛童子碑
大深沢越えの出口には、「青面金剛童子碑」があります。
ここでちょっと解説を。
昔「庚申(こうしん)の日」には人間の体内に棲む「シシ」という虫が
寝ている間に体外に出て天の神にその人の罪を告げ、生命を奪う…
という言い伝えがありました。
それを防ぐため庚申の日には村人が身を清め
一軒の家に集まり夜を過ごしたそうです。
この青面金剛童子碑と「庚申碑」、実は同じもので
軽井沢コースの入り口、「山神社」の鳥居の下にも青面金剛童子碑が
そして陣ヶ森の「甘酒地蔵尊」の近くにも庚申碑が祀られています。

国道に続く側道にある「水子地蔵」
さて、「水子地蔵」を左に見ながら取り付け道路を国道に向けて下ります。
ちなみに右手に山裾を登っていくと中山平の別荘地が続いています。
こちらの話題はまた次の機会に。
ちょっと見過ごしそうな所に道標が…



民家の脇を抜ける「奥の細道」! この坂を下りると国道47号
なるほど芭蕉たちは、今は民家が建つこの小道を下ったようです。
出羽街道中山越えのルートの出入り口にふさわしく
小深沢、大深沢のように整備された階段をちょっと降りると
そこはもう国道47号との合流地点です。
坂の右手には温泉の源泉取り出しのやぐらがあるので
冬ならきっと湯けむりが立ち昇る、星沼地区が見えることでしょう。
奥の細道・出羽街道中山越ルートマップはこちら。

松尾無精 記
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